2016年2月29日月曜日

エクスペディア(Expedia)の最低価格保証サービスって

今や、いろんな所で見られる流行りの最低価格保証サービス。 多くの人が海外のホテルを検索すると思われる「トリバゴ」で都内のホテルを検索してみました。

手短な所でたまに利用するアパホテル<東日本橋>を検索してみます。すると「エクスペディア」で部屋の情報があったのでサイトに移動して見てみました。




価格はダブルルーム1泊、禁煙で5,501円(税込) 次にアパホテル公式ホームページも見てみました。なぜかと言えばアパも最低価格保証を公言してるからです。




結果は、アパホテルの公式ページは5,400円(税込)で、エクスペディアの方がわずかですが101円高いと言う結果になりました。

 でも、このわずかな金額であっても最低価格保証の対象になるのでしょうか。安いことには間違いないので多分なるはずです。上限は規約に書いてあっても下限については記述はなかったので。

 それでは、詳しく「エクスペディア最低価格保証」の規約を見てみましょう。




まず、大きく記載されているように「他サイトより高ければ、差額の2倍を返金する。」とあります。かなりの自信です。 つまり今回の場合は、もし申請すれば101円の2倍 =202円が返金されると言うことになるのですが、なかなかそうもいかないようです。それに200円のことで手間暇かける人はそういないと思います。 

さらにサイト上でこのエクスペディア最低価格保証に関する不満の書き込みを良く見かけることからも、そんなに簡単には返金保証してくれないのが実情のようです。 

まず、上の規約の赤線部分にあるように、ホテル単体でなければいけないと言うのはツアーとかの一部として組み込まれているホテル料金は対象外と言うことです。




次にエクスペディア上で予約してから24時間以内に安い「旅行ウェブサイト」を見つけた場合、20,000円を上限として差額の2倍を返金とありますが、これが解釈によっては曲者です。 

つまり、「ホテル予約サイト」ではなく、「旅行ウェブサイト」となっている点です。英文ではtravel websiteとなっています。支払い方法等の小さな所まで一致しないと返金保証はしないと聞くエクスペディアの場合、この点ですでにアパホテルの公式ページは「旅行ウェブサイト」ではないので対象外と言われてしまう可能性もあります。

つまりJTBとかH.I.Sとか近畿日本ツーリストなどの航空券等も扱うような旅行会社しか対象にしない可能性もあります。 さらに24時間と言うのもそんなに長くない時間です。エクスペディアに予約する前に時間をかけて安い価格のサイトを探しておけば別だとは思いますが。笑



そして上の規約の中程の赤線部には、「日本のウェブサイト(ドメイン名が「.co.jp」のウェブサイト)で見つけた場合、、、」とあります。わざわざ括弧付きで書いてるってことは、co.jp以外のドメインサイトは日本のウェブサイトとして認定してくれないってことなのでしょうか?意味が分かりません。

 アパホテルのサイトのドメインは「.com」ですし、「じゃらん」はドメインが「.net」、「H.I.S」「yoyaQ」も違いますし、該当しそうなのは「楽天トラベル」「Yahooトラベル」「JTB」と限られてしまいます。 

さらに、1回の旅行で1回のみ。ってありますが、、いったい1回をどこで区切ればいいのでしょうか。私のように連日都内のホテルを渡り歩いてるような人間は、どこで区切りをつければよいのでしょう。一回、家に帰れば大丈夫なのでしょうか?。笑




最終的には、安い価格の条件が細かい所まで完全にエクスペディアで予約したものと一致しなければいけない、と言うことらしいのですが、これは当たり前と言えば当たり前でも実際は支払い方法などまで一致しないと難しいようです。 また「一般公開されている価格」と言うのは、一部の人しか知ることができないような特別価格の情報は対象外と言うことです。私がよく利用する会員特別価格などはもちろん対象外になります。




そして、特に注意してもらいたいのが上の中央付近にある記述です。

「スクリーンショットなど弊社のカスタマーサービス担当が単独で確認できない証拠書類は受け付けない」とあります。 つまり、もし安い価格のものを見つけて画面のスクリーンショットを撮影したり、アーカイブとして保存したとしても、それは証拠にはなりませんよ、ってことです。

返金申請を受け付けた時点で担当者がその価格や条件をウェブページで確認できないと最低価格保証はされないのです。 これはかなりハードルが高く、いくら24時間以内に申請したとしても、その価格の部屋は無くなっている可能性も十分ありますし、条件が変わってしまっている可能性もあります。

当たり前のことですが、特に直前予約の場合などは証拠はすべて各ウェブページから消えてしまうので絶対に返金申請などできるはずがありません。



って、ことで最低価格保証で返金してもらうまでの道はかなり手間暇もかかり、険しそうです。だったら、予約する前に手間暇かけて調べた方が全然楽ですよね。 

ちなみに、そのうち機会があったら1円程度の金額差でも返金保証に対応してもくれるのかもとっても気になります。笑





Expedia


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